その曲はバレンタインに流れ始めた。「君はチョコレート」誰もがチョコレートという単語に最も敏感になる2月14日、西暦は2019年だった。耳の中でこだまするチョコレート、体を揺すりたくなる軽妙なリズム、「君はチョコレート」、俺はチョコレートだったのか…? 困惑は必然、しかしそのミュージックが流れるCMは、ABEMAコメント欄を席巻し大人気になった。
SWAYバレンタイン新曲「チョコレート」がABEMAで大人気
ABEMAは動画配信サービス。楽曲の配信や販売はしていない。しかしABEMAの親会社サイバーエージェントはAWAという音楽ストリーミングサービスを運営している。2019年2月14日頃、AWAのCMがABEMAで一斉に配信された中で、アベマユーザーの目に留まったのはSWAYの「チョコレート」だった。
「君はチョコレート」「俺はチョコレートだったのか」
ABEMAで配信されたAWAのCMには、2019年2月14日に配信開始されたSWAYのバレンタインソング「チョコレート」を楽曲として使用したバージョンがあった。CMでは、歌詞が「君はチョコレート」のところから始まる。
君はチョコレート
Like a チョコレート
君はチョコレート
Like a チョコレート
これを聞いたアベマユーザーは困惑。「俺はチョコレートだったのか」というコメントが溢れ、「チョコレート」CMが話題に。「君はチョコレート」がまるで沸騰ワード。もう頭にこびりついて離れない。
ABEMAで好かれるCM
ABEMAのCMは、ユーザーに好かれると好感度をもって受け止めてもらえます。そのもっとも顕著な例が「合掌CM」と呼ばれるアプリゲーム『茜さすセカイでキミと詠う』のCMでした。今も話題に上がるCMは他に、「おっかけ漏れ」、HIPHOPのCM「散歩の時間だメーン」、Acid Black Cherryが「愛してる!愛してる!」と歌い上げる通称「愛おじ」などがあります。「愛おじ」CM中はしつこい、愛が軽いとコメントしながら、CM終了後には「愛おじはもういない」と手のひら返したように寂しがります。放映中も、放映終了後も、楽しめるCMが好きなんです。
アベマユーザーは見るだけのCMではなく、コメントで楽しめるエンターテイメント性の高いCMを好むことがよくわかります。
チョコレートは1週間
ABEMAを「君はチョコレート」まみれにした「チョコレート」CMですが、2月22日には目にしなくなりました。1週間限定CMだったのでしょうか。インパクトは絶大でした。
■ 「合掌CM」は、たしなんどかないとコメント欄についていけない時ある
■ ABEMAのCMみんなちがう