ABEMAの2016年総合人気番組ランキングを視聴数付きで公開しています。視聴数をつけて人気番組ランキングを見ると、おかしな点が見えてきました。
【ABEMA】2016年人気番組ランキング
公式発表の2016年人気番組ランキングに、公式発表視聴数を付記します。
2016年人気番組ランキング
順位 視聴数 | 番組名 | 配信日時 |
---|---|---|
1位 1.6m | 「言の葉の庭」「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」3作品一挙放送 | 9月4日(日) 19:00 〜 22:52 |
2位 2m | アニメ放送10周年記念!銀魂祭り〜人気長編12時間一挙SP〜 | 9月19日(月) 12:00 〜 23:52 |
3位 1.4m | フリースタイルダンジョン特別編 Monsters War | 7月3日(日) 19:00 〜 22:30 |
4位 1.4m | 進撃の巨人 一挙放送 後編(#14-25) | 9月18日(日)19:00~ 9月19日(月)00:08 |
5位 1.2m | 新世紀エヴァンゲリオン 一挙放送 前編(#1〜13) | 7月2日(土) 19:00 〜 7月3日(日) 00:24 |
※2016年4月11日(月)から2016年11月30日(水)までに放送された全番組を対象に算出
このランキングは、”総合視聴数ランキング” だとABEMAは公表しています。だとしたら、1位と2位の順番がおかしいのではないでしょうか。1位は2mの「銀魂12時間一挙」、2位は1.6mの「新海誠監督3作品一挙」というのが順当のようにしか見えないのですが、なぜ順番は入れ替わっているのでしょうか。
ABEMAが発表する人気番組ランキングと、公式視聴数を長い間見比べてきましたが、時々こういった不可解な人気番組ランキングの順位変動が起こります。2018年6月人気番組ランキング でもおかしな順位変動がありました。視聴数を基にしているのに、視聴数が反映されていないのはとても疑問に感じます。この疑問は、視聴数のみを基準にした人気番組ランキングを独自に作成するきっかけとなりました。
また、ABEMA人気番組ランキングは、年末を対象にしていません。2016年ランキングは、開局日から2016年11月30日までに放送された全番組を対象としており、2016年12月22日には年間人気番組ランキングを発表。2017年人気番組ランキングは1月1日からを対象として算出しています。12月の番組は対象外です。
では、2016年12月の視聴数ランキングを見てみましょう。公式視聴数を基に独自に作成したものです。
2016年12月人気番組ランキング
順位 視聴数 | 番組名 | 配信日時 |
---|---|---|
1位 3.4m | ABEMA presents フリースタイルダンジョン東西!口迫歌合戦 | 12月31日(土) 20:00 〜 23:45 |
2位 2.2m | ももクロ年越し2夜連続SP! 舞台裏独占密着!年越カウントダウンライブ完全生中継 | 12月31日(土) 21:00 〜 1月1日(日) 03:00 |
3位 1.6m | 欅坂46初ワンマン公演 独占生中継! | 12月25日(日) 17:15 〜 20:30 |
4位 1.5m | 涼宮ハルヒの憂鬱(2009年放送版) 一挙配信 | 12月31日(土) 09:20 〜 21:10 |
5位 1.2m | 大みそかだよ!ユーリ!!! on ICE 全話一挙放送 | 12月31日(土) 19:00 〜 1月1日(日) 00:00 |
「ABEMA presents フリースタイルダンジョン東西!口迫歌合戦」視聴数3.4mは、当時ABEMA新記録でした。2016年視聴数ランキングを年間を通したものにただすと、2016年視聴数NO.1は「ABEMA presents フリースタイルダンジョン東西!口迫歌合戦」です。
ABEMAの視聴数の楽しみ方
疑問点が残る人気番組視聴数ランキングですが、視聴数の楽しみ方は、配信番組が盛り上がっているんだなという空気を感じるためものだと考えています。視聴数は視聴人数でも視聴率とも違う、とてもあいまいなもので、累積アクセス回数をカウントしているだけにすぎません。視聴数が多い番組は、注目度が高く盛り上がっている番組なんだな、くらいのとらえ方が視聴数としては相応だと思います。
2016年の視聴数は最大で3.4mだったなんて、ABEMAの普及はすさまじいですね。アプリのダウンロード数は、本開局から7ヶ月弱となる2016年11月2日(水)時点で1,000万以上でした。2018年12月になると、3,400万ダウンロードを突破しています。