「AIポン」英語の実力は?Apple生中継を同時翻訳したリアルタイムAI字幕

ABEMAは、新型iPhone発表イベント生中継に同社が誇るリアルタイム字幕「AIポン」を投入!アイポンはどれくらい英語を同時翻訳できたのか?

AIポンが英語トークを同時翻訳したら

2019年9月12日に行われたAppleによる新型iPhone発表会を、ABEMAは生中継し、リアルタイム字幕「AIポン」を投入しました。AIポン(アイポン)とは、ABEMAが開発している、AIによるリアルタイム字幕機能のことです。通常AIポンは『けやきヒルズ』などのニュース番組や緊急会見など、日本語を字幕化する場面で活躍しています。性能は、ニュース番組に投入するには力不足、不正確な情報を表示してしまうことが多く、いまひとつ。

Appleのイベントは、すべて英語。それをAIポンが同時翻訳し字幕にしようとしたら?

AIポンが翻訳した字幕を一部抜粋します。

AIポン、英語の出来は

実際に表示された字幕をそのまま転写していきます。

私たちの優れたカメラの多くはパフォーマンスによっても有効になっており、iPhone11は毎日のパフォーマンスを最高にしています。

完璧な翻訳です。しかし常に学習するAIポンは、表示を切り替えることもあります。英語と日本語の構文の違いが影響している模様。

私たちの優れたカメラの多くはパフォーマンスによっても有効になっており、iPhone11は日常生活からほとんどの乳母の家に至るまで一流のパフォーマンスを発揮します。実際、アップルのデザインのヒントは、長年にわたって業界をリードしてきました。

次の例、

813は、スマートフォンの中でも最速のCPUです。そして、それは、素晴らしいことです。なぜなら、朝から夜まで毎日あなたがすることはすべて、チップを利用しているからです。

813はAIポンが聞き取れなかった、CPU「A13」Bionicのこと。

それでは、グラフィックはどうですか? さて、GPUのグラフィックが現在でもリードしている812を見ると、813バイオニックはさらに高速になります。

やはり「A13バイオニック」が理解できない。「A=エイ」と「8=エイト」のような微妙な発音の違いに苦慮。「812」はA12のこと。

AIポンが英語を翻訳すると直訳になる

英語を聞き取る、翻訳する、それを字幕にするという工程を、アイポンはまずまず出来ていたように思います。日本語と英語の文法の違いが瞬時「リアルタイム字幕化」を難しくしているようではありますが。ただ、機械的な翻訳なので、直訳どまり。読みづらさ、伝わりにくさがあります。

知らない言葉に直面した時、わからないからと「?」を文字出力したら、意味の分からない文章作成を阻止できると考えるのですが、それをAIはどうやって学習するんでしょう。

新元号 令和 を「ねーわ」と言ってしまったアイポンは学習中。

リアルタイム字幕AIポンの精度は赤点?

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