ABEMA独自指標「視聴数」の見方とホントの話

ABEMAが番組人気を推し量る数値として持ち出す「視聴数」というものがあります。「視聴数」は総アクセス回数を示しています。

視聴人数や視聴率とよく混同されがちですので正しい見方をご紹介し、歴代視聴数NO.1、初の視聴数NO.1など、「視聴数」にまつわるホントの話を詰め込みました。

ABEMAの「視聴数」は総アクセス回数のこと

「視聴数」についてABEMAでは、「番組のアクセス回数を指す」と説明しています。もっと厳密に言い換えると、「番組配信中、チャンネルへのアクセス回数を単純にカウントした合計数」になります。「視聴数」は累計・総計ということになり、減少することはありません。同時接続数(同接)ともニュアンスの異なる定義ですので、ABEMA独特の独自指標であることがわかります。

視聴数のカウント方法

アクセス回数のカウントは、ユーザーの些細な行動で増えていきます。例えを出して説明しましょう。

  1. ブラウザでABEMAのTOP画面を開く
  2. ニュースチャンネルを視聴する
  3. ABEMA SPECIALチャンネルへ移動する
  4. ニュースチャンネルへ戻る

このユーザーの行動で、アクセス回数は3回とカウントされます。

  1. ニュースチャンネルを1回
  2. ABEMA SPECIALチャンネルを1回
  3. ニュースチャンネルを1回

ニュースチャンネルにプラス2視聴数、、ABEMA SPECIALチャンネルにプラス1視聴数、ということです。

番組表を開いて戻ってきても1回、画面を更新(リロード)しても1回カウントされます。ザッピングでチャンネルを横切るごとに1回です。この各チャンネルの番組単位でアクセス回数をカウントし、累積した数値が「視聴数」というものです。

視聴数は視聴人数ではない

「ABEMAの番組の「視聴数」が10万を達成!」と聞くと、10万人が視聴しているように混同しがちですが、ちがいます。

「視聴数」は「視聴人数」ではありません。「視聴数」から視聴人数を割り出すこともできません。ABEMAも視聴人数について触れることはほぼありません。過去一度、視聴人数に触れた事例は後述します。

視聴数は視聴率ではない

「視聴数」はABEMA独自の指標です。ビデオリサーチ社の視聴率と単純に比較することはできません。ABEMA全体を100%として、視聴者の割合を示すものでもありません。「視聴数」は総アクセス回数に他ならないのです。

「視聴数」は視聴率とはまったくちがう性質の数値だと理解しましょう。

視聴数の見方

こちらは視聴数のキャプチャ画像です。左側にある目のアイコンが視聴数を表しています。右側はコメント数です。

視聴数表示

視聴数は、ABEMAの番組配信画面に表示されます。スマートフォン&タブレット、PC、テレビデバイスでも共通になります。視聴数が気になる時は、目のアイコンを探してみましょう。

また、視聴数はリアルタイムの数値だけではなく、ビデオでもカウントされています。ただし、レンタルやPayPerViewの視聴数は公表されていません。

視聴数の単位と【k・m】の意味

視聴数の単位は、といったわかりやすい単位です。

以前はkmが使用されていました。こちらは以前の視聴数の表示を模擬的に表現した画像です。

以前の視聴数表示

12.3kとあります。これは視聴数が1万2300であることを示します。視聴数は数字が増えると kmという単位で表記されていました。

[ k ]とは、1,000 = 千

[ m ]とは、1,000,000 = 百万

kは「キロ」、mは「メガ」と読み、情報の単位として一般的に使用されていますが、のほうがわかりやすいですね。

視聴数の話題には注意が必要

視聴数が大きい番組は人気番組である、とは一概に言えません。視聴数の正体はここまで述べてきたように「総アクセス回数」なので、長時間番組ほど視聴数は延びるという側面があるのです。

視聴数と視聴数を比較するのであれば、番組配信時間、配信時間帯、複数チャンネルで同時配信されているか、などを加味することが必要です。

その上で、気になるABEMA歴代視聴数NO.1を見ていきましょう。

ABEMA歴代視聴数NO.1の番組は?

1位 72時間ホンネテレビ 7400万(74m)

2017年11月2日、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人が出演して配信された「72時間ホンネテレビ」が歴代1位の視聴数を誇っています。ABEMAは「視聴者数」を発表しないという基本姿勢ですが、「72時間ホンネテレビ」に関しては「視聴者数」に言及しました。

 「『72時間ホンネテレビ』の視聴者数は当社のデータ上、控えめに見積もっても500万人を超えていた」

日経トレンディネット

視聴数初NO.1は、アニメチャンネルから

2016年4月11日より本開局したABEMAにおいて、初の視聴数ランキング1位に輝いたのは、

1位 とある魔術の禁書目録 前半 #1-12 一挙放送

今は亡き、深夜アニメチャンネルで配信された「とある魔術の禁書目録」一挙放送前半が記念すべきABEMA視聴数ランキングの1位でした。

本開局から1週間で1日の総視聴数が1,000万を突破、アプリのダウンロードが100万~200万の頃ですね。2018年9月現在、アプリダウンロードだけで3100万ダウンロードを突破していることを考えると、破竹の勢いという表現がぴったりです。

視聴数は2つある

ところで、公式視聴数は2ヶ所で閲覧できます。https://abema.tv/ranking/view とhttp://ranking.abema.tv/の2ヶ所。番組によっては、異なる視聴数を表示しています。視聴数が「2つ」あるんです。当サイトでは視聴数ランキング作成に当たり、 https://abema.tv/ranking/view の方の視聴数を採用しています。

視聴数の行く末

ABEMAは上記のあるような人気ランキングにおいて、視聴数の併記を取りやめてしまいました。

視聴数の大小を楽しむ文化は、後退してしまったといえます。視聴数の急落が目に見えていましたので、アベマ側も引っ込めざるを得ない事情があったのかもしれません。

歴代視聴数ランキングは別記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。

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